講師プロフィール(登壇順)
鈴木弘尚
3歳よりヤマハ音楽教室に学び、ヤマハマスタークラスを経て、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミー卒業。日本国際音楽コンクール奨励賞。園田高弘賞ピアノコンクール第1位。ブゾーニ国際コンクール第6位。チャイコフスキー国際コンクール特別賞。浜松国際ピアノコンクール第5位、確固たる技巧と構築力、叙情豊かな音楽性が高く評価された。また、このコンクールでの奮闘ぶりがNHKテレビのドキュメンタリー番組となり、全国放映され話題となった。イタリア、フランス、ドイツ、日本各地でリサイタルを展開、彩の国さいたま芸術劇場における「ピアニスト100」シリーズに出演。これまでに大阪シンフォニカー、ハイドン管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、群馬交響楽団などと共演。"ETUDES SYMPHONIQUES""RACHMANINOFF"の2枚のCDをリリースし、どちらも「レコード芸術」で「準特選盤」に選出される。2005年9月の紀尾井ホールにおけるリサイタルは、「NHK BShi クラシック倶楽部」で3年間に渡り放送された。平成14年度文化庁派遣芸術家在外研修員。これまでに、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、ピャトラス・ゲヌーシャス、江口文子、河内純、國谷尊之、浦壁信二、フランコ・スカラ、ピエロ・ラッタリーノ、ジェラール・フレミー、リッカルド・リサリティ、レオニード・マルガリウスの各氏に師事。また、アレクセイ・ナセトキン、ボリス・ペトルシャンスキーの各氏からの助言にも多大な影響を受けた。2018年にはピティナ主催「徹底研究シリーズ」の講師として招かれ、「音と響き---その先へ」と題して講演し、高評を得た。指導者としての実績も豊富で、門下からは多数のコンクール優勝・入賞者を輩出(浜松国際コンクール入賞者、ピティナ特級グランプリ、東京音楽コンクール最高位、全日本学生音楽コンクール高校生ならびに中学生の両部門全国大会第1位などを含む)。これまでに、ドリアードピアノアカデミー招聘教授、トカチェフスキ国際コンクール審査員ならびにタルヌフ国際マスタークラス・フェスティバル招聘教授(ともにポーランド)、セザール・フランク国際コンクール審査員(ベルギー)、洗足学園音楽大学大学院特別レッスン講師などを務める。元ヤマハマスタークラス特別コース講師、元東京音楽大学専任講師。現在、名古屋音楽大学客員准教授。
樋口紀美子
1974年渡独。エッセン国立音楽大学、ベルリン国立芸術大学、ザールブリュッケン国立音楽大学演奏家コース卒業。33年にわたってピアニスト、指導者として活動。ベルリン教会音楽大学ピアノ科講師。ベルリン市立音楽学校講師。ピティナ・ピアノコンペティション、ベルリン・スタインウェイ・ピアノコンクール審査員。2005年よりドイツ音楽芸術家連盟ベルリン正会員。ピアノ教育者として、ドイツ青少年コンクール、ベルリンとハンブルクのスタインウェイ・ピアノコンクール、ケーテンのバッハ・ピアノコンクールなどで常に上位入賞者、オーケストラとの再度に渡る共演者を出すなど異例の成功を収め、高い評価と注目を集めている。2007年帰国。日本各地でコンクールの審査、講演、演奏活動を行っている。2012年帰国後初のCD『ドビュッシー 12のエチュード全曲』、2014年ショパン・プログラムによる『ノアンの思い出』、2017年アルバム第3弾として『ショパン 練習曲作品10, 夜想曲選』をリリース。「CDジャーナル」「レコード芸術」など各誌で好評を博す。昭和音楽大学・大学院非常勤講師。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、指導者育成委員。
金子勝子
国立音大ピアノ科卒。ピアノ教育に従事し、指導をするかたわら、公開レッスン、講座をはじめ、コンクールの審査などのほか、雑誌執筆、編集、出版などを行う。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会理事・指導者育成委員会委員長。ピティナ表参道Avenueステーション代表。元昭和音楽大学・大学院ピアノ科教授。
佐々木邦雄
東京芸術大学作曲科卒業。大学在学中より現在までに、劇団「薔薇座」コンサートマスター・音楽監督、東京コンセルバトゥアール尚美講師、(財)ヤマハ音楽振興会本部国内・海外指導部、及び出版部制作編集スタッフ、ヤマハ&東芝EMIの「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」レコーディングディレクター、ユーキャン[ポピュラーピアノ]通信教育テキスト制作及び添削指導。さらにヤマハの「PEN」の本部スタッフ10年勤めた。これまでに「ソルフェージュ指導法」を中心に1,000回を超える各種講座を日本各地で行っている。現在千葉県船橋市でケー・エス・ミュージックを主宰し、ソルフェージュ指導を中心に、作曲・理論・伴奏法・楽典・ピアノ演奏・アンサンブルのレッスンを行い、これまでに音大・音高に送った生徒の数は数百人に上る。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員及びメディア委員会副委員長、指導者育成委員、2018年度まで聖徳大学音楽学部兼任講師。
佐々木恵子
東京芸術大学ピアノ科卒業。第28回全日本学生音楽コンクール中学生の部第1位。卒業後は、ピアノリサイタルやコンサ-ト等にも数多く出演。「基本的脱力奏法から美しい音へのアプローチ」の講座内容は、音楽雑誌「ムジカノーヴァ」に6回シリーズで連載された。毎年数多くのピアノコンクール入賞者を輩出し続け、ピティナでは毎年「指導者賞」を受賞。2008年、2009年、2014年、2017年は特別指導者賞を受賞。自宅では「ケー・エス・ミュージックスクール」を主催し、音高・音大生を中心に数多くの後進の指導にもあたっている。今までに千葉大学教育学部講師、東京音楽大学講師を経て、現在、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 正会員及び評議員・指導者育成委員、洗足学園音楽大学講師。
今野万実
1968年和歌山県生まれ。和歌山大学教育学部卒業後、和歌山県新人演奏会、和歌山市芸術フェスティバル等、数々の演奏会に出演。現在は後進の指導を務める。 門下生からは、ピティナ・ピアノコンペティション、ベーテンピアノコンクール、ショパンコンクールinアジア、日本バッハコンクール等、各種ピアノコンクールで全国決勝大会入賞者を輩出し、自らも指導者賞を受賞。2018年度ピティナ・ピアノコンペティション特別指導者賞を受賞。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、ピティナピアノコンペティション審査員、ピティナピアノステップアドバイザー、ピティナ堺支部長、ピティナ堺泉北ステーション代表、日本バッハコンクールおよびブルグミュラーコンクール堺地区代表。ショパンコンクールinアジア審査員、日本バッハコンクール審査員、その他、多数のコンクールで審査員を務めるかたわら、全国各地で指導法セミナーを行っている。2013年、ヤマハミュージック大阪より最優秀指導者賞を授与される。著書「ピアノの先生が知っておきたい 導入期の指づくり・音づくり・耳づくり」(2016年 全音楽譜出版社)
角野美智子
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、ボストンのニューイングランド音楽大学大学院に留学。今までに木村徹、森安芳樹、渡邊康雄、ヤコブ・マキシンの各氏に師事。現在、幼児から大人まで、音大受験生、ピアノ教師など幅広く指導にあたっている。2000年よりピティナピアノ指導者賞を連続受賞。2004年、2005年、2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年には特別指導者賞も併せて受賞。今までに延べ119名がピティナ全国決勝大会に出場。その他、ピアノオーディション全国大会出場、千葉音楽コンクール最優秀賞6名、ショパン国際ピアノコンクール・イン・アジア金賞など、毎年多数の入賞者を輩出している。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員・ピティナコンクール審査員・ステップアドバイザー。角野美智子ピアノ教室主宰。chibaきらめきステーション代表。
西尾 洋
作曲家。1977年埼玉県生まれ。ヤマハ音楽教室でピアノと作曲を学び、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校作曲専攻を経て、同大学作曲科を中退。リューベック(ドイツ)音楽大学卒業後、同大学院作曲専攻を審査員満場一致の最優秀の成績にて修了。 滞独中にDAADドイツ学術交流会奨学金を得る。 上野学園大学、東京藝術大学を経て、岐阜大学教育学部准教授。ヤマハ音楽能力検定2級試験官 、 日本ソルフェージュ研究協議会理事 、 全日本ピアノ指導者協会指導者育成委員。 著書『応用楽典 楽譜の向こう側』(2013年)、『鍵盤和声 和声の練習帖』(2017年)、『上田晴子のライヴ・レッスン』(共著 、2020年 、以上音楽之友社 )。「エッセンシャル・ディクショナリー 楽典 楽譜の書き方」(2014年、ヤマハミュージックメディア)を監修。
根津 栄子
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。門下生は毎年、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)全国大会、ショパン国際コンクールinASIAアジア大会、カワイ音楽コンクール全国大会、ちば音楽コンクールなど主要コンクールで、金賞、銀賞、銅賞、最優秀賞など多数の実績を収めている。 現在ピティナ正会員、指導者育成委員、ピティナコンペティション全国大会審査員。
各種コンクール審査員。市川フレンドステーション代表。ちば・市川バスティン研究会代表。
2020年4月より音楽雑誌ムジカノーヴァへ『生徒を変身させる24のキーワード』を2022年3月までの2年間に渡り好評連載中。全国各地にて課題曲セミナーや、指導法セミナーを開催。小さいピアニストの必須アイテム『フィットペダル&フィットボード』考案開発。 著書:子どものスケール・アルペジオ(音楽之友社)。チェルニー30番〜小さな30の物語 上下巻(東音企画)。元千葉県立高等学校教諭。
石井なをみ
神戸女学院中高部を経て神戸女学院大学音楽学部(ピアノ科)卒業。同研究生修了。国際ロータリー財団奨学生としてザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学大学院演奏家コースに留学。各種コンクール審査員。各種コンクールにおいて全国1位をはじめ毎年多数の入賞者を輩出。数々の指導者賞を受賞。また全国各地で各種指導者セミナーや公開レッスンを実施。海外でも活躍の場を広げており、2016年3月ショパン国際コンクール・イン・ハートフォード「優秀指導者賞」を受賞。2014年8月および2018年8月にウイーンにてVip国際アカデミー招聘講師。第6回および第10回ロザリオ・マルチーノ国際コンクール審査員。2016年3月および2019年3月アメリカ・ハートフォード・ショパン国際コンクール審査員。2017年7月ポーランド・ブスコ-ズィドロイにて第2回クリスティアン・トカチェフスキー国際コンクール審査員。2017年8月ポーランド・クロズヴェキィ宮殿にて国際マスタークラス招聘講師などを実施。 共著「バロック白楽譜」、監修「バロック白楽譜指導ガイド」、「バッハインベンション」「バッハインベンション ワークブック」「バッハインベンション 解説ブック」(各東音企画)、共著「生徒を伸ばすピアノレッスン大研究」、制作協力「新版みんなのオルガン・ピアノの本」、「新版みんなのオルガン・ピアノの本ワークブック」(各ヤマハミュージックメディア)、等がある。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員。日本バッハコンクール実行委員長。大阪音楽大学特任教授、昭和音楽大学・大学院、神戸女学院大学・大学院、兵庫県立西宮高等学校音楽科、各非常勤講師。
赤松林太郎
1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990年全日本学生音楽コンクールで優勝にドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評された2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞以来、国際コンクールでの受賞は10以上に及ぶ。神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。ピアノを元吉明子、熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に師事。国内各地の主要ホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、台湾、コロンビアを公演で回る一方で、ハンガリーのダヌビア・タレンツ国際音楽コンクールの審査員長を歴任しており、今日ではヨーロッパ各地で音楽祭のみならず、国際コンクールやマスタークラスにも多数招聘されている。これまでに新田ユリ、手塚幸紀、堤俊作、西本智実、山下一史、デアーク・アンドラーシュの指揮のもと、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラ、ロイヤルチェンバーオーケストラ、シレジア・フィルハーモニー管弦楽団、ドナウ交響楽団などと共演。キングインターナショナルから《ふたりのドメニコ》《ピアソラの天使》《そして鐘は鳴る》《インヴェンションへのオマージュ》《ブルクミュラー 25&18の練習曲》《わたしを泣かせてください》をリリース。新聞や雑誌への執筆も多く、著書に『赤松林太郎 虹のように』(道和書院)、『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法 ショパン編』『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法 ベートーヴェン編』(リットーミュージック)、『徹底解説 バッハ〈インヴェンション&シンフォニア〉弾き方教え方』(音楽之友社)がある。現職は洗足学園音楽大学客員教授、大阪音楽大学特任准教授、宇都宮短期大学客員教授、ブダペスト国際ピアノマスタークラス教授、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員、カシオ計算機株式会社アンバサダー。