ピティナ・指導者ライセンス
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Vol.58 藤原陽子先生「年齢を問わず研鑽できる有益な機会」(2022年度全級合格)

合格体験記
vol.58
藤原陽子先生

千葉県我孫子市/指導会員/2022年度全級合格

軽やかな気持ちで楽しみの一つとして始める

自己研鑽の一環として指導者ライセンスを初めて受けたのは、前身の指導者検定の時期でした。当時はピアノ科卒は初級実技試験は免除されていましたので、中級からの準備でした。「何が何でもこの検定を取得する!」という意気込みではなく、「こんな検定があるのだな」と軽い気持ちで好奇心から受けてみた、というのが本当のところでした。同時期にヤマハのピアノ演奏グレードを受けていた関係で、試験曲を重複することもできました。

好奇心から楽しみの一つとして受検していたので、指導実技や他の筆記試験についても、仕事の都合など予定が合うから受けてみよう、という程度のスタンスで常に軽やかな気持ちで初級から上級まで受けていたので、絶対にいつまでにライセンスを取りたい、というようなこだわりは特にありませんでした。恐らくこのライセンス取得することを目標としている方とはだいぶ趣が違ったかと思います。

並行してヤマハのピアノ演奏グレードと指導グレードの3級を取得し終わった時に、ピティナの指導者ライセンスの方も上級実技を残すのみになっていた事に気がつきました。どこかやり残した感も感じ、せっかくここまで取っているから全級取得してみようかと思い、一念発起して上級実技の準備を始めた次第です。

レッスン風景
毎年のコンクールへの挑戦がプログラム構成に役立つ

上級演奏実技はそれまで軽やかに臨んでいた試験内容とは別格でした。15〜30分のプログラムを組む必要があり、バッハの平均律・ショパンエチュード・ソナタ・ロマン派と近現代の作品、とかなりのボリュームでしたが、毎年細々とコンクールにチャレンジしていましたので、そこで深掘りした曲を組み合わせてプログラムしました。

試験の前には、音楽仲間の前で何回かリハーサルさせて頂いたり、ステップを受けてから試験に臨むなどをして、晴れて演奏実技をコンプリートすることができました。

演奏風景
いつまでも、口先の指導だけでなく弾ける先生でいたい

ヤマハグレードやステップ、コンクールなどと同様、第三者のアドバイスを頂きながら研鑽していくことは、とても勉強になりました。「いつまでも、口先の指導だけでなく弾ける先生でいたい」と思っているので、指導者ライセンスの仕組みは年齢を問わず研鑽できる有益な機会だと感じています。

指導実技は、日頃のレッスンがマンネリ化していないか、もっと気をつけることがないかなどを試す、とても良い機会となったと思います。筆記試験も、机上の学習をすることで、学生時代の頃に戻ったようで楽しかったです。

受検早見表/全級合格証明書
これからの目標

受検後は、ピアノソロ以外でも室内楽・ピアノアンサンブルなどを勉強して舞台に立つなど、色々なことにチャレンジしてみようという気持ちが深まりました。

年齢を重ねたからこそ出せる音色・音楽を求めて、チャレンジすることを恐れずに少しずつでも成長していけたらと思っています。これから受検される方々も、ぜひ頑張ってください!

生徒さんたちと

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