ピティナ・指導者ライセンス
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Vol.54 中島理絵先生「コーチングで更なる学びを」(2022年度全級合格)

合格体験記
vol.54
中島理絵先生

大阪府大阪市/指導会員/2022年度全級合格

ライセンスを受けたきっかけ

大阪での新入会員オリエンテーションに参加した際に、多喜靖美先生から「ピティナ・ピアノ指導者ライセンス」についてご紹介がありました。日々のレッスンについて、勉強したいと思っていたので、少しずつ挑戦してみることにしました。

あがり症ということもあり、実地だけではなくオンラインや動画提出型の試験も何度か活用しました。受検していた時には、まだ通し演奏でしか提出できなかったので、準備に1か月以上かかりましたが、大変勉強になりました。

ティーチングとコーチング

エッセイの試験は、eラーニングを毎晩見て、エッセイのテーマを携帯のメモ帳に書きながらネタを集めたこともありました。自分の考えを文章にする機会はとても貴重で、「押さえておきたいポイント」を考えながら指導するきっかけになりました。

指導実技は指導歴を少し積んでから受けたいと思い、最後に回しました。毎回審査員の先生が採点票に書いてくださるアドバイスが、とても勉強になりました。時には、辛口なものもありましたが、自分でも少し足りないと自覚していたことを指摘いただき、腑に落ちました。採点票は合格した今でも、宝物です。

指導者ライセンスではティーチングについて学んだので、次のステップとして、今はコーチングを勉強しています。これまで、生徒に対して「教える・伝える」事が多かったのですが、今は生徒自身に考えさせる事を大切にしています。そうすることで、生徒さんがレッスンへ自発的に取り組むようになってきました。

演奏実技→講師演奏

演奏実技で増やしたレパートリーを、発表会の講師演奏で披露したりします。ショパンの革命のエチュードやベートーベンの月光ソナタなど、有名曲をセレクトしています。発表会で講師演奏をしたとき、生徒の保護者から「努力している先生のお教室に生徒を通わせてよかった」と言われたことがあります。指導者ライセンスを受けたことで、保護者からの信頼も得ることができ、自分の自信にもつながりました。

生徒が満足する教室へ

現在、教室には小学生~大人まで幅広い年代の生徒さんが在籍しており、半年に1回はステップを中心に公開ステージに参加しています。お子様は普段やっている教材から選びスモールステップを踏めるように、大人の生徒は作品を仕上げるモチベーションとして活用しています。

生徒がピアノを好きでいてくれて、長く続けてくれると嬉しいですね。ピアノ指導そのものだけでなく、心理学なども勉強しつつ、生徒に寄り添う・満足してもらえる指導を目指していきたいです。

これから受検される方へのメッセージ

「とりあえずやってみる」「とりあえず1回参加する」「とりあえず見学してみる」の連続だと、ストレスなく勉強することができるのかなと思います。指導者ライセンスで学んだことは、生徒にも還元できることがたくさんあります。まずは一歩を踏み出す勇気をもって挑戦してみてください。

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