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リトミックでの即興演奏(執筆:大城依子)

指導のいろは
リトミックでの即興演奏

執筆:大城依子

即興演奏の音楽を主な手段として、身体や感性を使いながら音楽の要素や表現を身に付ける「ダルクローズ・リトミック」の世界をご存知でしょうか?

ピアノ指導者や演奏家の中には、即興演奏に苦手意識のある方もいる一方で、得意のピアノを活かし、リトミックを学び仕事にしてピアノ講師と兼業したり、自身がダルクローズのメソードや表現活動、そして即興演奏に夢中になる方もいらっしゃいます。ダルクローズ・リトミックを学ぶことで、音楽力が洗練されるだけでなく、感覚的・論理的な力、そして自分の殻を破る表現力が身に付き、音楽に包まれながら身体を動かす喜びや人とのコミュニケーションの楽しさを知ることでしょう。

その為には音楽と動きに合った、共感と感動を生む即興演奏が不可欠です。今回はダルクローズ・リトミックの大きな特徴でもある"即興"に焦点を当てて、楽譜が無いからといって適当に感じたままを弾いているのではなく、何に注意を払って弾いているのかということ、そして即興演奏の勉強にはどんなものがあるのかについてもお話したいと思います。そしてJazzやユーチューバー、ストリート・ピアノ奏者以外にも、こんな即興演奏をやる世界があるんだな...ということを、ピアノ指導者のみなさんにこそ、少しでも知ってもらえると嬉しいです。

1.リトミックってどんなもの?

「リトミック」(Rythmiqueはフランス語。英語では Eurhythmics。良い流れ(良いリズム)というギリシャ語源です)として日本では普及していますが、「ダルクローズ・メソード」「ダルクローズ・リトミック」と総称することも一般的になってきました。

リトミックとは

リトミックはスイスの作曲家、音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズが創案した、音楽を身体の動きと結び付けて体験しながら学ぶ音楽教育法です。

その対象は幼児をはじめ、小学生から大学生、成人、高齢者、支援を必要とする方と大変広く、人生のすべての段階において適用されるものです。

また音楽の専門教育はもとより、保育、幼児教育、小学校教育、演劇やオペラ、ダンスなどの表現活動、音楽療法などの分野にも大きな影響を及ぼし、今なお発展し続けています。

(参考:日本ジャック=ダルクローズ協会

音楽家の誰でも「リトミック」の存在は知っていても、"楽器を習うための導入""幼児のやる教育"としての理解が多いのが現状でしょうか。しかしリトミックとは本来、上記に挙げたように生涯教育であり、音楽を使った包括的教育です。

ジュネーヴ「子どものリトミック」
二子新地「指導者クラス」
ジュネーヴ「シニアクラス」デモンストレーション

この幅広い対象者に対し、ダルクローズ・メソードでは主要の3教科「リトミック」「ソルフェージュ」「即興」にある通り、生徒もピアノや声・動きも含めた「即興」を学びます。音楽の諸要素を取り出して体験し表現する際に"音楽の変化に合わせて動く"ため、教師のピアノによる即興演奏でレッスンが展開される事がこのメソードの特徴であり、重要な部分になります。

リトミックでの即興演奏~実例(1)
「休符」のエクササイズ(即時反応の手法で)

これは2020年のオンライン配信の為のレッスン動画です。手本として生徒役で一人の同僚が正解のClap音を入れています。上の図のように、4拍のうち言われた数字にすぐに反応してその拍を抜いてClapします(対面レッスンではStepや身体全体で動くこともできます。)抜く数字によりリズムが変化していきます。先ずは譜面台に何も置いていないことから即興演奏である事がわかると思います。ピアノは変化後のリズムを弾きますが、繰り返しの中で慣れてきたら、敢えて違うリズムや音楽を弾き、生徒の様子を見て(この動画では居ませんが)もとに戻したりして、拍子感、前進感、エネルギー、コミュニケーションや音楽と合わせる喜びを体験してもらえるような音楽的な演奏を目指しています。ピアノではただリズムのみを提示するのではなく、次の1拍目に向かう盛り上がりや、次は鎮静を考えたり、ニュアンスの変化も考え、変化した特徴的な所を強調して弾く場面もあります。更に和声進行をどうするか?音域、調、転調はどうするか?なども考えながら弾きます。

これは即時反応(※)の課題ですが、教師側も様々な変化に適応して即時反応が試される訳です。決してピアノはBGMではなく、そして音楽的でなければいけません。毎回反省点はあり、間違えた音は隣の音を次に弾き「倚音」にしてリカバリーをしたり、思うような和声進行になっていない所もありますが、それも含めリアルな即興演奏です。1番大切なことは"止まらない"事です。

  • Quick Reaction 即時反応
    動きの中で予測がつかない突然の停止や出発など、刺激となる合図に、決められた方法で反応する「即時反応」はダルクローズ・リトミックの特徴(音楽反応、神経システム)のひとつですが、即興演奏と深く結びついています。合図は言葉(身体の部位「手」「足」、今やっている動きと逆にしてほしい「変えて」、敢えて意味のない言葉でタイミングを伝える「Hip,Hop!」)などがありますが、言葉でなく、音楽で伝える事も出来ます。即興演奏による音楽の中のリズムや和声、トリルなどの奏法や音の高低での合図、コントラストを使用する=長調と短調/ レガートとスタカート/メロディー上向と下降/ フォルテとピアノ/音が鳴ったら、音がなくなったら(休符)/ etc…音楽を合図にすることを「Musical Hop」と呼んでいます。
リトミックでの即興演奏~実例(2)

リトミックのレッスンでは「音楽(ピアノ)をよく聴いて!beat(拍)を歩いて!」と始まることがよくあります。生徒と先生のコミュニケーションツールが音楽です。「今日のお天気、生徒の雰囲気から、何調を弾こうかな?何拍子にしようなか?」と考えます。そして、音楽に合わせて歩く四分音符(♩♩♩♩~)を基準にしていますが、四分音符だけを弾く、つまりタイミングを合わせるだけではいけません。速度はどうでしょう?先生はテンポや強弱を途中で変化させることもできますね。それは突然?それとも徐々につけるのでしょうか。軽く弾むような歩き方にしてもらうためにStaccatoをつけるか?などと、先生は生徒の様子を観察しながら自由自在に音楽を変えることができます。気持ちを高めるために、最終拍は分割のリズムを使い上向形のメロディーにしたり、飽きてしまわないように時には長いフレーズを弾いたり、転調したり、音域を変えたり。そして生徒もよく集中して様々な反応を見せてくれると、お互いに信頼関係が結ばれます。即興演奏によるライヴ感のため、弾かれる例題が常に新鮮で先を読んで感覚を鋭敏にさせます。また、習熟度、気分、性格、難易度などの観点から、生徒の今の状態に合わせコントロールすることができます。この事からリトミックでの演奏は伴奏(BGM)ではなく、CDなどの音源では不可能な事が多く、また既成曲も楽譜を見たままでは生徒の事を見ることが難しいということが分かると思います。もちろん最後のまとめや、動きの振り付け、課題に合った既成の例曲を使う事はあります。作曲家の残した音楽は素晴らしいので使う事も大切です。

リトミックでの即興演奏~実例(3)

様々な「ド」を含んだハーモニーの即興演奏です。生徒は「ドドド~」と歌いながら変化していく和音を感じます。

2.ピアノによる即興演奏の必要性
なぜピアノを使うのか?

ピアノはあらゆる楽器の中でも音域が幅広く、強弱や音色やタッチの違いが出せて、滑らかなメロディーの奏法から打楽器的な扱いまでができ、同時にたくさんの音やハーモニーを出すこともできるのが、楽器の王様と呼ばれる所以です。リトミックではリズム、ハーモニーの移り変わりなど様々な音楽の情報を生徒に伝える必要があるため、ピアノは必須です。もちろん他の楽器専門のリトミックの先生も専門分野の楽器でリトミックをする事があります。ヴァイオリンでは演奏しながら生徒の中に入って一緒に動き、良いコミュニケーションをとる事が出来ます。打楽器(マリンバなど)では視覚的にTime(時間)-Space(空間)-Energy(エネルギー)の関係を明確に把握させることができます。また、一度出した音は減衰するのがピアノですが、弦や声は長い音のクレシェンドが可能で、ポルタメントのような表現もピアノには出来ないものです。ですが、日本でもアメリカでもヨーロッパでも世界中のリトミックの免許試験において、他の楽器専攻であってもピアノの即興演奏は不可欠となっています。ダルクローズ自身ピアノ即興演奏の名手でもあり、指導者育成のための即興演奏の必要性を説き、何よりもまず音楽的であること、音色の変化、よいフレージング、リズミカルに表現することなどを強調していました。

様々な楽器での即興演奏

教える側の即興演奏力だけでなく、3科目「リトミック」「ソルフェージュ」そして「即興」では生徒もリトミック、ソルフェージュで学んだ事を使って音楽創作や即興で表現を学びます。もちろん弾く側の即興演奏の勉強もしますが、もうひとつ、「即興アンサンブル」をたくさん経験します。ピアノ連弾だけでなく、声、動き(身体表現)、打楽器使用も含めて即興の一部分です。

  • ジュネーヴ留学時や海外の様々な場で思ったのは、日本人は「ピアノが主科で、副科は無し」が多いのですが、外国人は「チェロとピアノが出来る」「クラリネットとハープが出来る」といった風に複数の楽器ができる割合が高いということです。サマーセミナー申し込みなどで、即興のワークショップに「自分の楽器を持参」と書かれていることもあります。ですがダルクローズ・リトミックを学びに来るのは音楽家だけではなく、ダンサーなどもいます。Free Improvisationなどで、誰かが1音鳴らしたらダンサーが動き始めたり、誰かが歌い始めたり、他の楽器も加わったり、ピアノは奏者が途中で交代するなど、皆、自分の得意なもので参加しています。まさに言葉の要らない国際コミュニケーションです。

未経験の人には「即興アンサンブル」は難しく感じるかもしれません。子ども達対象の公開レッスンでは(写真下)初めに虫の声(秋の虫の合唱)の音源をYouTubeで聴かせ、全てをグループ全員でやるのではなく、ソロやデュエットやトゥッティがあること、自分を出す⇔抑えること、などに気づかせてから、民族打楽器(木の音、チャイムなどの金属の音、太鼓のような革の音など)から様々なものを選ばせ、即興アンサンブルをすることが出来ました。

3.音楽と動き~コミュニケーション

ジュネーヴ音楽院の指導者の為のクラスでは毎年趣向を変えた即興演奏アンサンブルや動きの表現、振り付け(Création)を創作発表します。「作曲家とコラボ」「建築学科の学生とコラボ」「映像とのコラボ」「美術館で発表」etc…。(リトミックには音楽を視覚化して動きを振り付け、音楽作品を表現するPlastique Animéeと呼ばれる科目もあります。) 舞台に立つことが音楽力の向上になることは、ピアノ演奏家と同じです。

リトミックはリズムのトレーニング的な面だけではなく、動きながら音楽の"中"に没入して心身が解放され、美しい音楽と同調できる喜びという側面があります。学び始めの頃は動いて表現することに気恥ずかしさがあるかもしれません。私もそうでしたが、学び始めの頃、海外研修で天井の高い音がよく響くホールで動く中、ある先生の変化に富んだ美しくダイナミックな即興演奏に、自分が動くのではなく、"動かされている"ような錯覚を覚える不思議で幸せな音楽体験をしました。この時に、「リトミックの為のタイミングだけが合ったピアノ」でなく、「音楽体験の為の音楽(即興)」を弾くことがどれだけ大切かを実感したものです。ダルクローズを学ぶ時には音楽を提供する側ではなく、音楽と共に動くダンサー側の経験もたくさんします。身体の即興演奏で、演奏側との「即興での対話」「即興アンサンブル」をすることとなります。

有機体全体を触覚、すなわち運動神経的な意識を目覚めさせるような経験と連動させたなら、ずっと強い印象を心に刻むことができるだろう。肉体そのものが音と思想の橋渡しをし、感情を直接表現する楽器となるような音楽教育を私はしきりに夢見る(Dalcroze 1889年)

  • リトミックの課題(サブジェクト)以外に、動きの基礎としてジュネーブ音楽院ではボディーテクニック、ユトニー(西洋のヨガ、脱力の為のレッスン)、舞台創作、Plastique animée(音楽の視覚化)などを学びます。

身体が「音に合わせる」から「音になっていく」時に空気が変化して「うねりと一体感」を作り出す時があります。また、素晴らしい表現者(ダンサー)とピアノで即興アンサンブルをしている時、ダンサーの方からインスピレーションやエネルギーをもらい、逆にピアノの即興演奏を助けてもらい、相互関係で音楽をシェア出来ることは魔法の体験であり喜びの瞬間です。

身体のアンサンブル以外では「動きを助ける即興」として、イメージ即興があります。例えば子どもたちにリトミックのレッスンをする時に、場面や雰囲気を活動内容で想定しますが(例、雪の中、雲の上など)、"子ども向けだから即興は安易でよい"わけではありません。想像力と好奇心を掻き立てる即興演奏が必要です。元気な子ども達が対象でも"いつも長調"ではなく、短調も入れます。そして、色々なスタイルでの演奏能力(無調、教会旋法、ジャズ風など)が求められます。

4.リトミックにおけるピアノ即興演奏の為の課題

どのように勉強すれば指導ができるようになるでしょうか?ここで大切なのはピアノに向かっての練習だけではなく、「リトミック」「ソルフェージュ」含め3教科をバランスよく学ぶことです。そしてダルクローズの教育法の学びの上での下記のような即興の課題が挙げられます。リトミックを学ぶ為の場所によって資格を得るまでの年月は様々でしょう。本来、指導できる力と即興力を磨くにはとても時間がかかるものです。しかしそれはピアノの学習と同じだと思います。長い年月の練習と、何かを達成した後も学びは続き、一生勉強。そして「指導法」「教材研究」「子どもの理解の学習」「アンサンブル(室内楽、鍵ハモなど)」「作曲」、ピアノの前に座る以外でも学ぶことは沢山ありますね。リトミックも同様なのです。

即興演奏するための素材や身に付ける課題として
  • 調性(長調・短調全調)無調(復調、メシアンスケール、全音音階など)、教会旋法、ペンタトニック、ジャズ
  • 和声楽(提示された和声進行で音楽的に即興していく等、ピアノを弾きながらのレッスン)、スタイル和声(ソプラノ課題:ロマン派、バス課題:バロック派の様式で伴奏付け等)
  • 動きに音楽を付ける課題:「歩き方(歩く、走る、ゆっくり歩く、スキップ、ギャロップ、ジャンプ等)」、拍子の弾き分け(各拍子のキャラクター)、ジェスチャーや動きのシーケンスに音楽を付ける等
  • リトミックの課題に即興演奏:拍の分割、変拍子、不等拍、フレーズ、フォロー、即時反応、縮小/拡大、クロスリズム(3:2,3:4 ,5:3等)、ポリリズム(2声、ポリフォニーの即興)
  • ソルフェージュの課題に即興演奏:音階に伴奏(全調)
  • その他:転調(増6、ナポリ、減7を使って、また、転調句を経過して転調―突然の転調)全調、移調、形式、テーマの発展、イメージ即興(映像や写真を見て、又はショートストーリーに音楽をつける)、リズムモティーフの発展、作曲、初見
5.リトミックの即興演奏のポイント
  • 止まらない
  • 流れ、様式、テンポなどの適切さ
  • ハーモニーの質
  • メロディーの創意
  • (弾いている時の)身体の使い方
  • 存在感、声(合図の時)、視線(生徒をよく見ているか)
  • ピアニスティックなゆとり、技術
  • コミュニケーション能力
  • 個性、オリジナリティー
  • タッチ、音色
  • 反応の能力
  • アイデアのヴァリエーション
  • リズムの正確さ
  • 音楽的な表現
  • 和声進行の結びつき
  • コントラスト
  • 手の分離
  • 明確な情報
  • 音楽に対して適切なエネルギーの変化
  • 集中力/柔軟性
  • ダルクローズのサブジェクトが何を意味するかの理解
  • 感覚の敏感さ
  • 豊かな表現力

ダルクローズ・リトミックの指導者も、もちろん得意分野は人それぞれです。動きが美しく素晴らしい人、動きの振り付けの得意な人、ソルフェージュを専門とする人、子ども達に慕われる人、指導の引き出しがたくさんある人…。ピアノ即興演奏は一部に苦手意識を持つ人も多いですが、即興の為の即興ではなく、「音楽によって人を動かす」ということ、「リトミックは音楽のための教育であり、音楽による教育(Dalcroze, 1910年)」ということが大事なのです。

リトミックの魅力にのめり込み、ピアノ講師のかたわらリトミックの勉強もながく続けている人も多くいらっしゃいます。ピアノの技術がある事はリトミックにおける即興演奏の強みであり、また、即興演奏やリトミック全般を学ぶことはピアノ演奏の向上にもなることでしょう。私も逆にリトミックで得たことを室内楽の勉強で活かしています。

リトミックは様々な環境で広く普及されるべき、価値のあるメソードなのです。目標は、人が成長し、経験していく人生の段階において、リトミックが音楽的、および身体的活動として貢献することです。その際、あらゆる状況において、即興演奏という「魔法」の役割が効果を左右することを認識しています。この特性は、瞬時に独自のキャラクターを生み出し、リトミックの存在意識そのものである音楽と動きを結び付けるのです

Silvia Del Bianco(ジャック=ダルクローズ音楽院学長)

引用文献
  1. 「The Dalcroze Identitiy 」 Le college de l'Institut Jaques-Dalcroze 日本ジャック=ダルクローズ協会免許委員会発行 翻訳 2016年
  2. 「La rythmique Jaques-Dalcroze, un atout pour les seniors」Edition Palillon/ 中明佳代(訳)2022年
  3. エミール・ジャック=ダルクローズ『リズムと音楽と教育』板野平(監修)山本昌男(訳)全音楽譜出版社 2003年
  4. 日本ジャック=ダルクローズ協会 リーフレット
  5. Dalcroze のプランを作るためのアプローチ(Méthodologie) 酒井徹(講義より)2022年9月
参考文献
  1. Emile Jaques-Dalcroze,la musique en mouvement/ Institut Jaques-Dalcroze Genève 2010年
  2. ジュリア・ブラック、ステファン・ムーア(共著)神原雅之(編訳)『リズム・インサイド』西日本法規出版
  3. ヴァージニア・ホッジ・ミード(著)神原雅之・板野和彦・山下薫子(訳)『ダルクローズ・アプローチによる子どものための音楽授業』
大城依子
おおきよりこ◎国立音楽大学教育音楽学科リトミック専攻卒業。Carnegie Mellon University Dalcroze Training Center にてダルクローズ・サーティフィケイト取得。Institut Jaques- Dalcroze Genève(ジュネーヴ、ダルクローズ音楽院)卒業。ダルクローズ・ライセンス取得。Haute école de musique de Genève(ジュネーヴ高等音楽院)にてMaster of Arts(Music Pedagogy,Major in Jaques-Dalcroze Eurhythmics)ダルクローズ・リトミック修士課程修了。 日本ジャック=ダルクローズ協会会員。日本ダルクローズ音楽教育学会会員。日本ソルフェージュ研究協議会会員。全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。國學院大學非常勤講師。都立高等学校市民講師。「ユーリズミクス 大人のリトミック」(二子新地)、「リズムの森」(横浜)、ピティナ、スズキメソード、カワイ音楽教室など各地でワークショップやセミナー講師をつとめる。2015年~シンガポール、マレーシアで指導にあたる。「ムジカノーヴァ」誌に『リズムのきほん』、現在は『音で遊ぶ、ピアノに親しむはじめての即興演奏』連載中。
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