ピティナ・指導者ライセンス
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Vol.40 中田麻里先生「日頃のレッスンを俯瞰して見る」(2021年度全級合格)

合格体験記
vol.40
中田麻里先生

東京都小平市/指導会員/2021年度全級合格

50代半ばで思い立ち再勉強を決断

音大を卒業後、4年間幼稚園に勤め、退職後長くピアノ教師をしてきました。確実に上達する生徒さんもいる一方で、教室を卒業する時になってもまだ弾く力がついておらず、指導が至らなかったと苦い思いをすることもありました。50代も半ば近くなり、遅まきながらこのままではいけないと思い、勉強する機会に恵まれているピティナに入会。同時に指導者ライセンスを知り、初級課程を受検することにしました。大切なことは考えないで決めることにしているので、決断は早かったです。

ステップを活用して演奏実技を一度で合格

ライセンス説明会で声をかけてくださった中川さとみ先生が、ある時さりげなくピアノを弾いてくださいました。艶やかな音色が心に響き、図々しくもいきなりご指導をお願いしました。初級演奏実技試験が2016年10月、その後、上級演奏実技試験の合格まで4年4か月、その間いつも的確にご指導くださいました。当初は初級のみの受検予定でしたので、全級を修了出来た時は、中川先生にずいぶん遠い所まで連れてきていただいたなと思いました。

私は音大卒業以来30数年、たまの発表会でしか人前で演奏したことはありませんでした。そのため、演奏内容はもちろんですが、試験の場でまともな心持ちで演奏出来るか怪しいと思っていました。ちょうど初めて「ステップ」の存在を知り、お手伝いを始めた頃でしたので、演奏実技の練習のために自分も参加し始めました。1曲がある程度仕上がったところで参加、を繰り返し、いただいた講評も参考にして自分なりに納得できた段階でライセンス受検に臨みました。時間はかかりましたが、それぞれの課程を1回で合格することが出来ました。

指導実技を経て日頃のレッスンを俯瞰して見られるように

50歳も半ばを過ぎると(何度もすみません)恐ろしいほど覚えられないうえに、せっかく覚えてもすぐに忘れます。そこで筆記試験のような覚える勉強は試験間際にすることにし、目についた音楽の本を濫読することにしました。課題曲の和音分析なども、あまり考えずに味わうことにしました。点数には直結しなかったかもしれませんが、長い目で見れば新たな引き出しを少し増やせたような気がします。

指導実技は当初どのような試験なのか想像が出来ず、実際に受検を始めてから難しさを痛感しました。指導実技試験ではその時の生徒さんへのリスペクト、通常レッスンの100倍の瞬発力、土台になる引き出しの多さが必要だと思います。それが私には全く足りませんでした。ですが、受検を経験したことで、日頃のレッスンを俯瞰して見ることができるようになりました。また、素晴らしい先生方のレッスン見学をさせていただき、様々なアイディア、見方、方法を知り、とても勉強になりました。

コロナ禍でも「ピアノを止めるな」

上級課程の準備中、コロナ禍に見舞われました。ステップも中止や延期が続き、中川先生宅での勉強会も対面では難しくなる中、Zoomを使ってのオンラインコンサートを開催することになりました。中川先生を中心に、勉強会でのメンバーの教室を繋ぐコンサートです。「ピアノを止めるな」がテーマです。生徒さんたちの発表の場が出来たことが貴重でした。また、演奏後、担当者が演奏に対してのコメントを話すのですが、今に至るまで私たち講師にとっても勉強になっています。

全級合格はスタート地点

全級合格後もステップ参加は続けています。会場に行くたびたくさんの音楽好き、ピアノ好きな老若男女がいる、その温かいエネルギーに満たされます。生徒たちもステップも参加し始めました。練習をして身に付けたものを皆様に聴いていただくことで、さらにやる気も出る好循環を実感しています。

試験前は夕食後の時間を準備に当てていたため、夕食時の晩酌を我慢していました。修了したらさぞビールが美味しいだろうと楽しみにしていましたが、打ち上げの気分にはなれず、むしろスタートに立った気持ちです。これからもがんばりたいと思います。

中川さとみ先生に全級合格のお祝いをしていただきました
これから受検される方へのメッセージ

受検を迷っていらっしゃるようでしたらまずは試してみることをおすすめします。 受検する過程で新たな気付き、新たな出会いが必ずあります。僭越ながら応援しています。


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