ピティナ・指導者ライセンス
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Vol.36 大島ゆかり先生「2年間で全級合格、そのコツは…」(2021年度全級合格)

合格体験記
vol.36
大島ゆかり先生

埼玉県さいたま市/指導会員/2021年度全級合格

渡部由記子先生との出会いをきっかけに受検スタート

2019年にピティナのコンペに参加したいという生徒さんがいたのですが、それまでコンクールを指導したことがなかったので、「どうやって指導したらいいのだろう」と悩んでいた時、生徒さんと一緒に渡部由記子先生にレッスンをお願いしに行きました。それを機に渡部先生に指導者ライセンスをおすすめ頂き、受検することとなりました。実は渡部先生には、自分自身がコンペに参加した際に審査頂いたことがありました…!

タイムスケジュール管理

ライセンス受検中はとにかく時間を作って練習したり、レポートを書いたり楽典を勉強したり…、タイムスケジュールの管理が大変でした。渡部先生より「受検するなら勢いで取得した方がいい」とアドバイス頂いたのもあり、まとめて複数の級を受検するなど工夫しながら進めていった結果、ライセンスは2年間で全級取得することができました。ライセンスの試験が開催されている土日は、フルでレッスンが入っており、土日に休みがあまり取れなかったのも、まとめて受検した要因の一つでした。

発表会より
指導実技は柔軟に対応

指導実技については、課題曲が提示されてから試験当日までの間に、課題曲を大まかにアナリーゼをしたりしましたが、指導ポイントは実際に生徒さんを見ないと分からないので、試験本番に指導ポイントはその場その場で生徒さんの演奏を見ながら決めていくことが多かったです。2012年からピアノを教える仕事はしていたのですが、コンクールに参加するような生徒さんをがっつり教えたことはありませんでした。そのため、指導実技の本番はとても緊張しましたし、「時間内に終わらせる」という時間配分の難しさを改めて感じました。

eラーニング(対策講座)を活用

筆記試験は出題範囲の作曲家について調べたりしました。覚えきれなくて間違っていることもありましたが(笑)eラーニングに掲載されている試験対策講座は、毎回視聴していました。とても分かりやすく参考になりました。

生徒さんがA2級入賞者記念コンサートに出演

ずっとヤマハ音楽教室でピアノ講師をやっていて、2020年から自宅でもピアノ教室を始め、そして昨年、生徒さんがA2級の入賞者記念コンサートに初めて出場しました。実際に会場まで出向き、生徒さんステージ演奏を生で聴くことができました。皆さん、とてもかわいらしかったです。

生徒さんとの記念写真
発表会を初開催!

今年の5月、はじめてお教室の発表会を開催しました。ソロをはじめアンサンブルなどをプログラムに入れ、ゲストには大学時代のヴァイオリンを専攻していた友人を呼び、「違う楽器も聞いてみよう」という企画も実施しました。講師演奏の中では、クラシックやディズニーの楽曲、ヴァイオリンとのデュオではクライスラーやチャルダッシュ、聴きなじみのある作品を選んで演奏しました。

講師演奏

ライセンスを受検する過程で、様々な基礎的な指導力が付いてきたと思っています。現在も「上級の方に教えるにはどうしたらいいだろうか」など迷う事もありますが、「楽しく上達させてあげられる先生になりたい」と日々思っています。教えている生徒さんの中には、楽しく趣味としてやっていきたい生徒さんが5割、コンクールが好きな生徒さんが5割ほどいらっしゃいます。今後も生徒さんの目的に応じて適切な指導ができるよう、勉強し続けたいです。

レッスン風景
これからライセンスを受検される方へ

自分の指導を客観的に見る機会はライセンスならではだと思います。普段、レッスンをする中で「どう教えたらいいかな」と悩んでいる部分を生で審査員の先生方に教えてもらえるのがとても魅力的でした。

演奏実技に関しては、特に小さい子の曲をアナリーゼして本気で練習するのが普段あまりなかったので、とても良い機会になりました。レポートを書くというアウトプット作業も普段採点して頂くことはないので、貴重な体験となりました。様々な面から勉強できるのがライセンスの最大の魅力だと思いますので、ぜひ活用してみて下さい!

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