ピティナ・指導者ライセンス
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Vol.14 村上喜美子先生「50代後半で新たな挑戦を決意」(2018年度全級合格)

合格体験記
vol.14
村上喜美子先生

愛知県一宮市/正会員/2018年度全級合格

生徒のコンクール参加をきっかけに受検を決断

ピアノ指導を始めて40年ほどになりますが、数年前に、私の生徒さんが初めてピティナのコンクールに参加しました。そこで、他の生徒さんたちの個性溢れる演奏、音の響きや豊かな表現力に心揺さぶられました。

その一方で、自分の指導法を見直す必要性を感じ、東京の指導セミナーを受講しました。レッスンに役立つ様々な指導法を学び、スキルアップして生徒さんのために学びを深めようと、その場でライセンスへの挑戦を決めました。年齢的な焦りがあったので、最短で全級合格することを目標に勉強を始めました。

50代後半で新たな挑戦!

多くのセミナーを受講し、楽器店や図書館に行って関連する書籍を集め、音楽史やアナリーゼなどは、ノートにまとめ何度も読み返しました。暗記しても次の日には忘れる‥という繰り返しでしたが、壁にポスターを貼るなどして、コツコツ続けていきました。全てが手探りでしたが、気力、体力、記憶力ともに、今しかない!という気持ちでやり抜きました。

演奏実技試験では、初級と中級を同時に受検したため曲数が多く、空いた時間全てを練習に費やし、上級ではさらに難易度の高い曲を弾くため、猛練習して本番に臨みました。その結果、勉強を始めて2年ほどで全級合格を果たすことができました。

ノート
学習テキスト
新しい学びへの興味は尽きず、活動の場がどんどん広がる

様々な講座の中で、鍵盤ハーモニカ奏者の松田昌先生に出会いました。松田先生の多彩な音色に魅了され、先生を追って鍵盤ハーモニカ教室に通いました。その後もケンハモの虜になり、ケンハモ認定講師や宮浦清先生のケンハモ音楽呼吸法トレーナーの資格を取得しました。現在は、文化センターで大人の鍵盤ハーモニカの講師として、資格を活かして指導に励んでいます。

レッスン風景

他の講座では、幼児教育の重要さに気づかされ、リトミックソルフェの資格も取得しました。保育園で「リトミックソルフェ教室」を開講し、リトミック・ソルフェージュ・鍵盤ハーモニカを取り入れたクラスは、現在ピアノのグループレッスンにレベルアップしました。みんな競うようにピアノの弾き合いをしているのが微笑ましく、全て学んだことがピアノに繋がっていると実感しています。

保育園のグループレッスンや文化センターのお仕事を通して、一個人のピアノ教室だけでは得られない感動があり、その仕事に携われることが何よりの幸せです。「音楽が生涯教育の助けになり、人の人生を豊かにするお手伝いができる。」幼児から高齢の方まで、音楽を通して、ワクワクするような楽しいレッスンをこれからも継続していきたいと思います。思い立ったら即行動、失敗を恐れず突き進むのみ、日々このサイクルを続けています。これまで関わった生徒さん達、数多く出会った素晴らしい先生方とのご縁に心から感謝しています。

これから指導者ライセンスを受検される方へ

年齢を重ねた私でも全級合格できたのですから、ぜひチャレンジしてみてください。そこで得られた学びと経験は、必ず今後の音楽人生の糧となります。まずはやる気もって行動し、どんな状況でも諦めず継続して頂きたいと思います。努力していれば必ず結果に結びつきます。

目標に向かって、一歩を踏み出してみませんか?

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