ピティナ・指導者ライセンス
X
youtube

Vol.8 西島実千代先生「自分の強み・想いを再認識する」(2018年度全級合格)

合格体験記
vol.8
西島実千代先生

滋賀県守山市/正会員/2018年度全級合格/指導者賞4回受賞

「自分を変えたい!」という想いと「限界を作らない」という先生の言葉

長年のブランクがあった演奏を40歳手前で再開したものの、自分の演奏力の上達に限界を感じ、苦しい時期がありました。指導に関しても、持っているものだけで教えている状態で、生徒のレベルが上がって賞を取るようになると、「これではいけないな」と思うようになりました。

そんな時、友人の紹介で石井なをみ先生の単発レッスンを受ける機会を得ました。そこで先生に教えていただいた、「限界を作らない」ということ、そして、「もう一度一から積み上げて勉強していくことで、演奏にも指導にも本当の実力がつき、弾きこなし方も変わってくるはず」という言葉が、心に響きました。そして「私も変わりたい!自分を変えたい!」と強く思うようになったのが、指導者ライセンスの受検のきっかけです。

既に全級合格されている先生方のお話を伺う機会もあり、お互いのことを「昔と確実に変わった」と仰っているのを聞いたことも、説得力があり後押しになりました。

自分の実力を知る

試験勉強は、4種類全てがためになりました。自分一人では自分の実力というのは見えにくいものですが、試験では平均点や最高点が出るので、受検ごとに自分が今どのあたりにいるのかを把握するのに役立ちました。

一番役に立ったのは、ステップに出たこと

受検にあたって一番役に立ったのは、本番前に何度もステップに出てフィードバックを得たことです。毎回課題と目標をたて、例えば1か月前の1回目は「やることを盛り込んで最後まで弾き切ること」、2回目は「1つはBravoを取ること」、1週間前の3回目はライセンス受検の本番だと思って「イメージ通りに弾くこと」をそれぞれ掲げ、本番に向かって仕上げていきました。

普段から時間とポイントを意識したレッスンをする
レッスン見学より

指導実技では、10分から15分の指導で完結させ、初めての生徒をガラッと変える必要があります。そのため、普段のレッスンでも時計を意識してやるようになりました。

指導実技の対策としては、曲を徹底的に勉強してしっかり理解して、その曲の課題出しをする、弾きにくい所などを洗い出すという作業が必要になります。でも、中級指導の時には、曲のことが分かりすぎて、レッスンに盛りだくさんに詰め込んでしまい、どれもこれも中途半端になってしまい、反省しました。

逆に上級の時には、もう言うことないわ!という程上手な生徒さんでドキドキしましたが、全ページをやらずにポイントを取り上げて指導した所、15分のレッスンの中でも確かに変わってきました。生徒とコミュニケーションを取りながら、いい空間になってきたこと、「わかった!」という表情を感じて、楽しんで指導実技をすることができました。

自分のキャパシティが広がった

夜までレッスンが続く中、ライセンスの受検に挑戦したことによって、早朝の時間の活用など、時間の有意義な使い方の習慣がつきました。時間がないからと言い訳せず、時間を作って目標を一つずつ達成し、次の目標を立てて、さらに向上していきたいと思いました。自分のキャパシティが広がったことを感じます。

自分の強み、仕事への想いを再認識

全級合格後に、指導セミナーでのポスターセッションやレッスン見学などの機会をいただき、とてもいい経験になりました。その過程で、「指導する上での自分の強みはどこか」を考え、再認識できたことがとても有意義でした。そして「一生懸命に人に伝えていきたい」という思いが強く湧いてきて、自分の仕事への想いも再認識することができました。

ポスターセッションの様子

私が「強み」として大切にしていきたいのは、「生徒と一緒に作り上げていくスタイル」で、それは「生徒が自分で気づいて、自分で変えていく」ことを柱としています。私はプロコーチとして、コーチングで学んだ手法を取り入れ、生徒にはコンペなどの本番で発表する曲を始める際に、「目標シート」などのいくつかのシートを渡しています。そこに、「どうなりたいかの目標」「その目標を達成してどういう自分になりたいのか」「そのためには、具体的にどういうことをしたらよいのか」を生徒に書かせ、日々の生活の中に落とし込んでいくようにしています。

目標シート
期日目標シート

また、生徒には、曲ごとに、楽譜の色わけ、ストーリーや絵を描いてもらっています。私から「ここはこういうイメージ」などと言わず、生徒の想いをもとに問いかけながら、レッスンをするようにしています。

楽曲のストーリーとイメージ(五月の風)
私の目標

私の教室では、最近D級あたりになっても、勉強とコンペなどを両立する子たちが増えてきました。演奏技術の向上だけではなく、どういった気持ちで物事に取り組むのか、やりたいことを両立させるためのタイムマネジメントなど、人間としての力も同時に養える教室にしていきたいと思っています。

私自身も、今回のライセンス取得だけでなく、ステージへの挑戦など、生徒とともに成長し続け、その後ろ姿を見せていきたいと思っています。

また、生徒や家族とのコミュニティに加え、地域や指導者仲間といったコミュニティづくりにも力を入れて、お互いに学び続け、支え続け合える場所づくりをするのも夢です。

生徒さんとの交流、生徒と保護者からの色紙
受検を考えている方へのメッセージ

きっかけは演奏力でしたが、もっと上手に生徒を指導したいと思って受検しました。取り組んでいくことで確実に自分も生徒も変わっていきました。指導者ライセンス受検に一歩踏み出し、自分のペースで進めていかれることで、自信もつき得るものがたくさんあると思います。

インタビュー一覧へ

【広告】